名前の由来は、松本に昔から伝わる女の子の行事「ぼんぼん」からのようですが、「アルプスの里・歴史を偲ぶ城下町に、響かせよう松本ぼんぼんの歌と踊りを!」をテーマに毎年盛大に行われています。
松本ぼんぼんの歌詞をよく聞いてみると、ご当地ソングらしく、松本城や安曇野、女鳥羽川、大手・筑摩・深志といった松本盆地内の地名が歌詞の随所に散りばめられていますので、何回も聞いていると自然に地名を覚えてしまうかも。
長野県内では、「長野びんずる」や「上田わっしょい」など「松本ぼんぼん」に似たようなイベントが同時期に各地で開催されますが、県外からも多くの観光客が訪れることから、地域振興や経済効果にも大きく貢献しています。
松本ぼんぼん祭りは、2009年で34回目を迎えましたが、8月2日に開催され、過去最高の300連26,200人が踊りに参加し、およそ20万人もの見物人が真夏の夜祭りを楽しみました。
夕方からは松本中心市街地の全域が交通規制され歩行者天国となり、音楽隊のパレードが始まり、特設ステージでは、オープニングセレモニーが行われました。午後6時に松本ぼんぼんのリズミカルな曲が流れると踊りがスタート!元気いっぱいの子どもたちが独自の振り付けで踊りを披露するなどほほえましい姿も見られました。
実行委員会事務局の谷崎幸一郎さんは「松本ぼんぼんが、子どもたちの夏の思い出になっていくよう、これからもいい環境で続けていきたい」と話すように、この先もずっと続けていって欲しいお祭りですね。